2012.05.15 *Tue*
【本】鬼振袖 / 河治和香
| 国芳一門浮世絵草紙3 鬼振袖 (小学館文庫) | |
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【再読】
前回の記事はこちらです。
http://ponpoko269.blog81.fc2.com/blog-entry-507.html
国芳一門シリーズの第三弾。
再読するまで、てっきり登鯉ちゃんは「乃げん」にきっぱり拒否されたと思い込んでいましたが
乃げん、登鯉ちゃんのことが本当に好きで好きでたまらなくて
島流しに遭っても忘れられなくて、島で生まれたわが子に「トリちゃん」って
名前までつけていたとは・・
ああ、記憶ってなんてあいまい。
再読してよかったよ。
浮世絵師、歌川国芳の娘「登鯉」ちゃんの恋物語と
当時の世相、背景を基にした国芳一門の物語。
水野、鳥居、遠山の金さんあたりの歴史がよく理解できる上に
登鯉ちゃんの恋物語も本当によくできていて、胸がキュンキュンする。
彫師として一流の腕を持っていた乃げんが
島流しの苦労で、今ではすっかり老いさらばえてしまった切ない姿、
乃げんと同い年で、魚河岸で働く筋肉隆々とした美しい青年の小安。
登鯉ちゃんはどっちを選ぶの?!
ドキドキ、キュンキュンですよ。
初恋の人、芳雪も、登鯉ちゃんにずいぶんつれなくしちゃったけれど
でも、ちゃんと大事に想ってくれていたって死後にわかるところとか
切ないけど、美しいお江戸の恋物語。
読みやすくておすすめ。
第一弾の「侠風むすめ」からぜひどうぞ。









