本の感想です。
死亡推定時刻/朔立木
2009年11月24日 (火) | 編集 |
死亡推定時刻 (光文社文庫)死亡推定時刻 (光文社文庫)

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冤罪で殺人犯にされてしまった男が
投げやりなまま裁判を受け、
「反省の色なし」で死刑判決になる物語。




いちおうミステリーに分類されると思うんだけれど
これ、犯人が見つからないままに
終わっちゃうんですよね。


「あの人じゃないかな」「あの人だろうね」って感じで
ぼんやりさせたままで終わるもんだから
ううう、
なんだかスッキリしないわ〜


全然スッキリしないラストなのに、
よっしゃ!いい本読んだー!な気分を味わえる
なんだか不思議な小説。


めちゃめちゃ細かい弁護士業の描写、
やる気のない裁判官、
逆に
やる気がめちゃめちゃありすぎて冤罪を作り出してしまう警察官。


やる気のある警察官ってのは、こんなに怖いものかと
ビクビクしながら読ませていただいた。


一審の判決を覆すことがこんなに大変なことだとは・・
冤罪なのにね。


でもさ、
この本の冤罪被害者の青年が、すんごい怖そうな顔で
頭悪そうなしゃべり方とかしてたら
「あんたホントはやってんじゃないの?」って
わたしは思っちゃうかもしれないなぁ


外見で判断しちゃうのが、わたしの悪いところ。


くりっく




テーマを決めて日記を書いてみる
2009年11月22日 (日) | 編集 |
1日ひとつのことだけ日記1日ひとつのことだけ日記
塚本 やすし

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へたこいたぁぁぁ〜!!


日記を書こうと思ったんですよ〜(クールポコ風)


ここ数年、パソコンでずっとつけてた日記が
原因がなんだかわかんないままに消えてしまって
「パソコンなんて信じられん!」
「やっぱり手書きが一番!」
と。


で、これ、ネットの通販で買ってみたんですが
子供用じゃん!


あああああ
へたこいたぁぁぁ〜


今日の「ママのプンプン」

ママが怒ったことを書いてみよう。


とか

今日の「元気印君」

君のまわりの元気な人のことを書いてみよう。


とか
そういうことが一年分。


毎日ちがったテーマが提案されている。


おとなが書いてもいいかもしれないけど、
ママのプンプンとかさ、書きにくっ!


ネット通販って、便利でいいんだけど
へたこくこともチョイチョイあるわね。







歌舞伎役者の一代記
2009年11月20日 (金) | 編集 |
仲蔵狂乱 (講談社文庫)仲蔵狂乱 (講談社文庫)

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幼くして親を亡くした孤児が
歌舞伎の花形役者として大活躍をするまでを描いた物語。




一代記ってのは、いいね〜


小説の中に、もうひとりの自分がいるような感覚になるっていうか
自分じゃない自分が大活躍みたいな、そんな感覚になれるっていうのも
やっぱりじっくり描かれた一代記ならではのもの
そんな感じがする。



さて、この本、
中盤まではものすごい勢いで物語がすすんでいく。


両親を亡くした仲蔵、
長屋のおかみさんたちに育てられ、やがてもらわれて
たまたまもらわれていった先が芸能に秀でた人たちだったもんだから、
声が悪い、物覚えが悪いと罵られながらも
同年代の少年たちと切磋琢磨する。


金持ちのダンナに囲われて、一度は舞台から退いたものの、
歌舞伎の世界が忘れられずふたたび戻ってくる。


その時にはすでに同年代の少年たちはずっと先に進んでいて
仲蔵のプライドがへし折られる・・



ここまでが中盤、すんごいスピード感。


すんごいスピード感で、すんごい勢いで、すんごいおもしろい。


実の両親は亡く、育ての両親も亡くし、後ろ盾のない仲蔵・・・
とはいうものの、
なんだかんだでこの人ってばいろんな人に助けられる。


小説の都合良さってのもあるんだけど、
でも、
これはこれでいいんじゃないか。


仲蔵には他人がほっとけない愛らしさと運があるんだろうって、
わたしはそんな風にこの都合良さを納得させた。



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